先日、NHKのBSで「死~生命の最大の発明」なるとても興味深い番組を見ました。「ヒューマニエンス」
「死」は、生命が進化のために獲得したシステムで、私たちは、死ぬからこそ生殖細胞という不死の細胞を次世代に渡していると。
まあ、これは「人類が獲得したシステム」という少し大げさな言葉を別にすれば、よく聞く話です。
生物は皆死ぬわけで、それは人間に限らない。
番組のなかで一瞬「そうか!」と思ったのは、「多くの生物は、生殖期を過ぎると死ぬけど、ヒトだけは生殖期を過ぎてもこんなに長い時間を生きているのはなぜか」という疑問。
番組のなかの図をみると、象、鮭はもちろん、ヒトに近いとされる猿でもすぐに死んでいく~~。

その理由として「おばあちゃん理論」なるものがあるそうです。
それは、ヒトは孫に自分が持っている「文化」を伝えるために、長生きするそうな。
だからおじいちゃんより長生き?と一瞬思ったけど、これは「おじいちゃん」でも同じ。

そうか、私が生殖できないのにいまだに生きているのは孫のためなのね?
と、ひとまず納得したものの、では孫のいない人はどうなの?若い人たちにいろんなことを伝え教えるため?と次々と疑問が出てきますね。
まあ、文化とか教育とかを生み出したのはヒトだけだから、そう理屈づけるのもわかるけど。遊ぶために生まれてきた、とも言われます。
「文化」も「教育」も遊びの一種ですね。
で、もう一つ、実践的知識?として役に立ったのは、

このなかに、

死ぬ前になると「食べられなくなる」「水分摂取量」は減るのはこれまでの書籍などでわかったけど、
死の5年前あたりから、普通に食事をとっていても、BMIがゆっくりと減少、二年から一年前になると、急激に減少するそうな。
BMI(体重と身長の関係体重÷身長÷身長)やってみて、すぐに数値出ます。

自分がいつ逝くのかわからないから不安なわけで、これはわかりやすい?
ただし、このデータだけでは明確に予測できるとは限らない、と但し書き。何事も例外はあるものですから。
それにしても、長生きは教育のため、というのも「いかにも」えらい人が考えそうなことですね。
猫も長生きするけど、ずっとお昼寝しているような。それでもいいんじゃない?
それになまじ若い人の何かを教えると弊害、老害になる? というより孫=若い人から教えてもらう方が多いような気がします。
やはり、遊びやせんとて生まれけんがいいね、私は。BMIは時々図っておこう~~。
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