「たんすの着物」を整理する・七緒と拙者
おかげさまで身体の痛みもとれて、 ハレてお片付け、ならぬ お片付けの特集に目を通す~~。 「たんすの着物を整理する」との 七緒45号のお役立ち情報です。 洋服好き、きもの好きの人には、 「整理」「お片付け」特集の好きな人が多いですね。 好きゆえに持ちすぎて、 整理、お片付けに困る。 好きではないものは、 単純にどんどん手放せるのに、 好きなモノには思いが残る?...
View Article商いは「詐か」~~きもの業界の内側
「商は偽(いつわり)なり」 とは高田郁さんの「あきない世伝傳金と銀」 (角川春樹事務所)の幸の父親の言葉ですが、 成人式の「晴れ着トラブル」を見ると、 そうなのかあ、と思ってしまいます。 一生に一度の成人式の日に店が潰れるとは なんということ!! このお店、もともとは別の ビジネスをやっていたけど、 振袖は「利益が大きい」と乗り換えたとか。 ところがそうはいかなかった、...
View Article葡萄色無地紬で5パターンコーディ
友人との集まりがありました。 夕方お出かけで時間があったので、 きものを着たついでにいろんなパターンを 試してみました。 無地紬は、ちょっと間違うと 仲居さんになってしまうので 用心が必要ですが、 色遣いを工夫すると それこそ無限に?何通りものコーディを 楽しめます。 まずは木綿帯で。 半襟は先の絞り紬と同じ浅葱ドットです。 木綿カラフル帯。 これだけだと沈むので、...
View Article菊地信子さんの更紗展への誘い
更紗といえば菊地信子さんと言われるほど、 更紗のコレクションで知られた方です。 この方の貴重なコレクション展示会が 行われます。 拙ブログに、この方の着物をアップしたところ 光栄にもお孫さんからコメントをいただき、 今回展示会が開かれるとお知らせくださいました。 「歩く美術館・菊地信子さんの更紗きもの」 初めて拝見したのは雑誌「クロワッサン」 小宮康孝氏の江戸小紋に半襟と飾り襟に...
View Article三代続く分限なし、貧乏なし~「砂屋お峰」にみる衣装比べ
先の「商いは偽りかきもの~きもの業界の内側」 有吉佐和子「真砂屋お峰」(中央公論社)、 すっ飛ばしたものの、 あまりに面白いので、ご紹介。 この本は、江戸時代の「奢侈禁止令」で、 あまりのきもの道楽のため、 江戸追放になった町人の妻が もとになっていますが、 ただの贅沢好きの女性では面白みがないと 思ったのか、 著者は、前半は、成功した商人の 商いのやり方を綿々とつづっています。...
View Article友人と打ち合わせ~~朱鷺色紬&
久しぶりな友人と近況報告を兼ねて ランチ打ち合わせ。 外ではしっかりお肉を食べます。 着用はまずは朱鷺色ぼかし紬。 これに何を合わせようか~~。 しかし、先の同系色コーディを試した頃から、 無地感覚のきものって、どんな帯でも合うと 思ったせいか、コーディの幅がぐっと広がりました。 で、最初は、気にいってはいるものの、 色がおとなしくてなかなか 使う機会のなかった花唐草の帯。 襦袢も更紗系。...
View Articleみなさまの補正いろいろ。
先の きもの「補正する?しない?」では、 みなさまから、「なるほど!」な補正法を お寄せいただきました。 胸のある人、ない人、 ウエスト周りの肉付き、ある人ない人、 体型は人それぞれ、それゆえ、 「補正する?しない?」も、人それぞれ。 だれにでも合う補正はないとして、 同じような体型の方はほかの人が どうしているのか気になる、 とても参考になりました。 独り占めするのは惜しいので、...
View Article祝芥川賞~シニアが脚光を浴びる時代!
芥川賞受賞者が発表になりましたね。 今期は、御年63歳の若竹千佐子さんが話題に。 老いがテーマだそう。 まさに今の日本の高齢化社会を象徴、 というか そのものずばり。 若竹さま。 「おらおらでひとりいぐも」 お一人様の老後~~。 同時受賞の石井遊佳さんは54歳。 芥川賞は作家の登竜門と言われているから、 たとえば、同じレベルの作品が候補に なっているとして、 「可能性のある」若い人が獲る、...
View Articleゴージャス・菊地信子さんの更紗展・即アップ
先にお知らせした菊地信子さんの 「歩く美術館・菊地信子さんの更紗展」に 行ってきました。 あまりの素晴らしさに、ブログ即アップです。 何からご紹介しようかと迷うほど盛りだくさん。 玄関を入ると、菊地信子さんがお出迎え。 もうこれだけでもすごいとわかるでしょ。 壁には更紗の古裂の展示。 中に入ります。 アッ、そこの人、邪魔なんですけど~~。 若い頃の菊地信子さん、雑誌掲載のお写真。...
View Article菊地信子更紗展~~みなさまのコーディ
昨日の菊地信子更紗展、皆さまの コーディをご紹介させてください。 まずはがっちり腹ごしらえをしてから お店に行きましたよ。 シルクラブの門の前でぱちり。 ではコーディです。 まずは不肖紫苑を片づけてしまいましょう。 蜘蛛の巣絞り紬に 更紗鳥袋帯。緑帯揚げ&道明。 刺繍半襟です。 マッ、こんな感じ。 では次々と行きます。 更紗展に来ていた人達の更紗。 許可をえて。...
View Articleの、紀香さんも、なの?!~~う~~ん
たまたまつけたテレビ画面に 大きなアップ。 の、紀香さん! きものドレス!! いつぞや浜松の夏祭りで 若い女性が着用していたのを見たことが あるわ。 びっくりしたわ。 こちらは借り写真です。 紀香さんまで。 きものドレス! ふ~~ん、う~~ん。 歌舞伎の人だけに、 歌舞いているのね。 ※歌舞く=奇抜ななりをする。 ということで 本日はこれにて。 いつも応援ポチ ありがとうございます。...
View Article人生が二度あれば「女職人になる」!?
「人生が二度あれば」あれば♬と歌ったのは、 誰だっけ? 井上陽水? 発売された1972年、今から45年まえには 60代はこんな風に思われていたのね。 いまや歴史的資料? 「ことし母は64~~」♬と、 私と同じ年だけど、 とても悲しい歌だよね。 アッ、知らない? 生まれてない?~~ あの歌を聞いた当時は、60代はとても 「悲しい年代」だったのね。 いまや人生百円、...
View Article東京大雪~~カツオ縞紬に自作更紗帯
東京は大雪。 すごいです。 迫力ないけど、早朝わが家の前に 早くも足跡。新聞屋さん? これは4年前2014ねん二月の大雪の日。 「雪のなかのきもの・連写」 →雪のなかに飛び出す元気、まだあったのね。 雪の日、お出かけではありません。 先にお出かけしたものの、 アップできなかったので。 鰹縞紬に自作更紗帯です。 羽織を解いて作りました。 矢羽帯締め。 全部が寒色系だと寒そうなので、...
View Article東京ドームキルト展が始まります。あの方のレッスンも。
今年も東京ドームでキルト展が始まります。 東京ドーム公式サイト。 1月25日から31日までです。 わがクリスマス会に出席してくださった キルト作家で、和部門大賞を受賞した今村さまの 「ワンポイントレッスン」があります。 「パッチワークのあの方もクリスマス会に」 →教室訪問記です。 26日12時からです。 お知らせをいただいただきました。 「26日12時からアリーナステージで...
View Article二度目の菊地信子更紗展~~琉球紬
大雪の次の日、再び「菊地信子更紗展」に。 こんな機会はめったにないと、 もう一度ゆっくり拝見したかったのです。 本でも映画でも、気に入ったら何度も見なきゃね。 一回では見たうちに入らないとの言葉も。 寒さと足元が悪いので ほっこり琉球紬に博多帯です。 今回は菊地様の載った雑誌を ゆっくり拝見するとともに、 一つ一つのきものの解説をじっくりと。 こちらのきものは志村ふくみさんの作品。...
View Articleブログとリアルのギャップって
先の東京ドームでのpocheさんのレッスン、 所用があり行けなくて残念 それにしても、 ブログをはじめてかたいろんな方と お知り合いになれたのは嬉しいことです。 しかし娘が言うには 「お母さん、話し作ってない?」 う~~む、なになに? たとえば娘の部屋に行った時のネタ。 「娘の部屋に~~」 「まるで私がいい子みたいじゃない」 料理は作ってくれるし、なになに、何も しなくていい~~?」...
View Article着付けに正解ってあるのかなあ~~。
このところ、昭和のドラマや映画のきもの姿を 見ていて、 「いいなあ」と思っていたところ、 マイ着付けに 「襦袢が見えています。残念」との コメントいただいて、 「またか」と、心のなかでカット、 なかったことにしようとしたのですが、 いや、これは大事なことかもと、 この際調べてみることにしまいした。 着付けに正解ってあるのかなあと。 市川崑監督の「古都」の岸恵子さま 設定は昭和38年頃?...
View Article着付けプロとアマ&着物サイズ直しと更紗
先の着付けに関するブログに 参考になるコメントありがとうございます。 すごく勉強になりました。 思うに、 ヘアなどの世界ではプロとアマの世界が明確にあり、 プロがアマにあれこれ言うことはないのに、 こと着付けに関してはいつまでもが この手の話が尽きませんね。 プロとしての強い誇りと自覚を持っている方々が 日々精進していらっしゃるのは確かで、 こういう方々には尊敬の気持ちを抱いて おり、また...
View Article纏うことの心と技~~「繕い裁つ人」
なぜ人は着るものに深い関心を持つのかなあとは 自分が何かを着たり買ったりするときに 思うこと。 着物はその大きな関心です。 洋服には興味を失いつつあるこの頃ですが、 素敵な本を見つけた! 「繕い裁つ人」(池辺 葵著・講談社) 全六巻。 夜寝る前に少しづつ、ベッドでページを開きながら 幸せな眠りにつくことができました。 主人公は小さな裁縫店営む市江さん。 一人ひとりの人に合わせて洋服を作る...
View Article色っぽい長襦袢はカット・二部式にする
きもの着始め、というか、 きものを着る前は長襦袢の色っぽさに 憧れていました。 夏目雅子さん 「鬼龍院花子の生涯」より。借り写真です。 どうです、この色っぽさ。 長襦袢って羽織るだけで色っぽくなる。 これに憧れていたわけです(笑)。 しかし、いまやもう、というか とうの昔に色っぽさは必要なくなっていた~~。 今頃気づいたんかい~~・ 今やひたすら着やすさを目指す紫苑としては、...
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