眠れない夜

爽やかなお天気が続いています。この季節になると、決まって中高生の頃を思い出します。
その頃、この季節の素晴らしさを初めて感じたからかな。
さて、久しぶりに眠れない夜を。
その理由は、ついこんな番組を見てしまったから。
NHK「Nスぺ・オンラインカジノ」
番組では２０代の男性がオンラインカジノにはまり、連絡が途絶えた彼の元に母親と取材班が訪れる。母親、顔出ししているのがすごい。
いや、まさに「普通の２０代」がスマホのゲームを見ているうちにカジノにハマり、借金を重ねていく～～。
彼の言葉「～生きていても面白いことなにもない」私も２０代の頃、こう思った覚えがある。
「これをやっている間だけ楽しい」この怖さ。
平凡な日常に入り込む興奮と快感。
カジノの元締めは相手を「心理的に操作」しているとのこと。「相手にあなたは特別だと思わせる」手法でどんどん引っ張り込んでいく～～。
誰もがスマホを持ち、誰もが「あなたは特別」感を求める～～。
誰もがハマるリスクがある～～。スマホの闇。ついでに言えば消費の闇。
スマホが多くの人にとって必需品となった今、わが孫だって、いつどうなるか～～。
ゲームだけではなく、買い物、砂糖などなど、「中毒性」を誘う現代社会。
もう一つはNHKのドラマ「地震のあとで」
土曜１０時。「アイロンのある風景」「神の子どもたちはみな踊る」
映像といいストーリーといいこんな上質のドラマが見れるなんて。
大好きな小説。再再読。これは何度読でも心を打つ。
まして、それを違和感のない、というか素晴らしい映像で見れる～～。
日々の変わらぬ営みの中に、ときどき入ってくる「ノイズ」
この「ノイズ」がなければ、熟睡、元気な毎日。でも、それだけではそれこそすっからかんの人生、かも、と思わせる作品の力。
ときには、眠れない夜に「生きる意味」とか考えるのも必要だよな、と思ったのでした。それはある意味怖さを伴う。
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